■ ID | 892 |
■ 種類 | 学会発表 |
■ タイトル | 100日間のオゾン暴露がコナラとヒノキのテルペン類放出に及ぼす影響 |
■ 著者 | 大野卓夫
静岡県立大学 三輪誠 埼玉県環境科学国際センター 米倉哲志 埼玉県環境科学国際センター 深山貴文 (独)森林総合研究所関西支所 奥村智憲 京都大学大学院 谷晃 静岡県立大学 |
■ 出版元 | |
■ 出版年 | 2009 |
■ 誌名・巻・号・年 | 日本農業気象学会2009年度全国大会、平成21年3月26日 |
■ 抄録・要旨 | 大気中のオゾン濃度の上昇は、樹木からのテルペン類の放出に影響を及ぼす可能性がある。本研究では、コナラとヒノキの苗に、人工光型環境制御ガス暴露装置を用いて、100日という比較的長い期間でオゾンを暴露し、それらからのテルペン類放出に及ぼす影響を調べた。
コナラからのイソプレン放出速度を調べた結果、オゾン暴露によりその速度が低下した。このことは、オゾンがコナラの葉内イソプレン合成系に何らかの影響を与えた可能性を示している。一方、ヒノキのモノテルペン放出速度を調べた結果、オゾン暴露による明確な影響は認められなかった。しかしながら、オゾン暴露により、昼間と夕方のモノテルペン放出速度に差が生じることがわかった。このことから、今後、測定時間帯によるモノテルペン放出速度の違いに着目する必要があると考えられた。 |
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